アレルギー性紫斑病は再発するのか

アレルギー性紫斑病は再発するのか

アレルギー性紫斑病は再発するのか

アレルギー性紫斑病とは、アレルギーの発症メカニズムにより血管が障害をうけて、四肢末梢に紫斑を主とした様々な症状を呈する病気です。好発年齢は4~7歳で性差は見られません。四肢末梢に生じる紫斑に加えて、発疹やむくみ(浮腫)などの症状が現れます。

 

また、関節が痛くなることもあります。これは小児によく見られる傾向で、男の子にやや多い傾向があります。また、発症する確率は1年間で10万人あたり10〜20人です。腎臓病を併発することがあり、これを紫斑病性腎炎といい、2012年からIgA腎炎とされています。

 

再発

アレルギー性紫斑病の多くは予後良好ですが、治療の開始から数カ月間は再発します。まれに数年の間隔をおいて再燃することもあります。

 

IgA腎炎を伴う場合、数年のうちに8割の確率で尿異常は回復します。腎臓へ与えるダメージが強かった場合には、一度は改善しても後から腎機能が低下します。女性の場合妊娠中に腎機能が悪化する場合があります。

 

現在、有効な予防法は確立されていません。アレルギー性紫斑病の発症時に予防的にステロイドを投与することでIgA腎炎のリスクを減少させることができるという報告があるのみです。ステロイド副腎から作られるホルモンで、様々な疾患の治療に使われていますが、優れた効果がある反面、副作用もあるため注意が必要です。

 

副作用には体の免疫力の低下があり、微生物に対する感染症を引き起こしやすくなるので、手洗いやうがい、マスクの着用、人混みを避けるといった衛生対策が必要になります。

 

寛解へ導くためのアプローチ

IgA腎炎はIgAという抗体が本来は攻撃するはずのない自分の腎臓を攻撃してしまうことが原因です。再発を防いで治すためには、すでに傷ついた腎臓をいたわって、残りの正常な腎臓の働きを助けること。そして、IgAがさらに腎臓を攻撃するのを食い止める必要があります。

 

腎臓をいたわるためには、体に負担をかけないことが大切で、例えば疲労を次に持ち越さないように日常を送るであるとか、風邪をひいてもすばやく対処するなど当たりまえの生活習慣が重要です。

 

すでに一部分の腎臓が傷ついているので、弱った腎臓に見合った適正な量の食事を心がけなければなりません。腎炎はタンパク質を制限した食事が必要となります。厚生労働省が策定した「日本人の食事摂取基準(2005年版)」を参考に管理栄養士さんと相談しましょう。

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