アレルギー性紫斑病の診断基準

アレルギー性紫斑病の診断基準

アレルギー性紫斑病の診断基準について

IgA紫斑病はアレルギー性紫斑病の代表です。その診断基準について、アメリカリウマチ学会のガイドラインを参照すると、次の4項目のうち2項目以上の該当でIgA紫斑病と診断します。

 

1.触知可能な紫斑があること

まずは、紫斑かどうかを確認する必要があります。紫斑は圧迫してもその色が保持されます。ちなみに紅斑の場合は色が抜けます。次に隆起(盛り上がっていること)性のものであるかの判断が大切です。隆起性なら診断は紫斑病のような血管炎か感染症に絞られます。

 

2.発症年齢が20歳以下であること

アレルギー性紫斑病の好発年齢は4〜7歳です。好発年齢とはある特定の病気にかかりやすい年齢のことです。

 

3.腹痛と血の混じった下痢があること

障害される血管が口に近いほど黒ずんだ血で、うんちの中にまんべんなく混ざっています。また、肛門に近いほど赤い血で、うんちの中で血とうんちが分かれています。

 

アレルギー性紫斑病の紫斑病の場合は、全身の毛細血管(細い血管)が障害されます。腸管の毛細血管が損傷されると血便と激しい腹痛があります。

 

また、小児の場合は腸が腸の中にじわじわと滑り込んでいく腸重積という症状を伴うことがあります。周期的に激しい腹痛がありますが、ないときは無症状です。浣腸をすればジャム状の血便がみられます。発症して24時間以内であれば造影剤や空気を入れることによって手術をせずに治ります。

 

4.生検で異常と判断されること

生検とは患部の一部(ここでは皮膚です)をメスや針で切り取って、顕微鏡で調べる検査です。必要なときは標本(組織を切り取ったもの)を染色して正確な診断を決定します。紫斑病の他にも腎臓疾患やがんの疑いがあるときに行う検査です。

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