電撃性紫斑病と肺炎球菌

電撃性紫斑病と肺炎球菌

電撃性紫斑病と肺炎球菌

肺炎球菌とは

肺炎球菌とは肺炎などの感染症となる、陽性菌です。大人の場合には肺炎になることが多いのですが、乳幼児の場合には、肺炎の他にも多くの病気になる可能性があります。人の鼻や喉に常在し、免疫機能が低下すると発症します。肺炎以外にも中耳炎であったり、副鼻腔炎・髄膜炎・肺血漿などの原因となることもあります。

 

また、菌血症(病原菌が血液中に検出される状態)を起こすこともあります。誰もが持っている菌になりますが、体力や抵抗力が落ちた時に発症しやすい為、注意が必要です。

 

病気にかかってから薬の量を増やしたり、新薬を使ったりすることで治療は可能ですが、病気にかからないようにワクチンで予防する事も一つの方法です。ワクチンが対応している肺炎球菌の病気は90%以上減っています。幸いワクチンが対応していない種類の肺炎球菌の病気は多くないと言われているので、ワクチンはとても効果があると言えるでしょう。

 

肺炎球菌と電撃性紫斑病について

何らかの理由により脾臓を摘出した既往歴のある患者が、顔面に点状の出血や四肢に紫斑を認めて受診したケースがあります。肝機能障害や急性腎不全も認められ病院へ搬送されましたが、それ以外の症状に肺炎球菌尿中抗原が陽性と判明しました。この時「急性感染性電撃性紫斑病」として診断されました。

 

こうした、まれなケースもありますが「急性感染性電撃性紫斑病」と診断された場合には、人工呼吸の管理や、持続的血液濾過透析、抗播種性血管内凝固症候群療法、新鮮凍結人血漿の補充、や遺伝子組み換えトロポモジュリン製剤を開始して、翌日に紫斑が改善し、壊死に至ることなく2カ月程度で社会復帰を下ケースもあります。

 

電撃性紫斑病については、肺炎などの発症ののちに急激に起こる可能性があるという事も考えられるため、肺炎だからという事ではなく適切で迅速な処置が重要になります。

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