アレルギー性紫斑病の検査

アレルギー性紫斑病の検査

アレルギー性紫斑病の検査について

アレルギー性紫斑病の1つであるIgA紫斑病は小児で最も頻度の高い血管炎です。罹患した小児の半数が腎炎を併発しますが、末期腎不全に至ることは少ないです。しかしながら成人の場合は、罹患者の約8割が腎炎を併発して腎不全に進行するため注意が必要になります。

 

検査項目

検査項目は尿検査、血液検査、皮膚病理検査、腎病理検査です。ただし、触れることのできる紫斑があることが前提条件です。触知できる紫斑とは盛り上がっている(隆起性といいます)紫斑のことです。

 

尿検査

尿たんぱくや潜血(尿に血が混ざること)が認められます。肉眼では確認できない場合もあるので検査が必要です。

 

血液検査

微生物の感染に続いてアレルギー性紫斑病を発症するケースが多いので、血液では病原体を体の外へ排除するための物質である抗体が増加します。血液検査では抗体の1つであるIgAが上昇しています。

 

さらにA群β溶血性連鎖球菌(GAG)に感染していると、GAGを攻撃するための抗ストレプトリシンO抗体と抗ストレプトキナーゼ抗体が上昇します。(また、腹痛性紫斑病の場合は凝固第XV因子が低下しています。)

 

皮膚検査

皮膚の検査では、紫斑のある部分を採取して(大きさは5mm程度です)その部分を顕微鏡で観察します。病変のある部分を切り取って、標本を作製して確認する検査を生検といいます。アレルギー性紫斑病の場合IgAの沈着が確認されます。

 

たんぱく尿や血尿といった腎臓の障害が疑われる時は、腎生検を行うことがあります。そして採取した腎臓の組織にはIgA抗体とC3(抗体と同じく病原体の排除に必要な物質である補体の1種)の沈着が見られます。

 

加えて、関節の痛みがあるかも検査の時に必要な情報となります。

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