アレルギー性紫斑病の原因

アレルギー性紫斑病の原因

アレルギー性紫斑病の原因について

詳細な原因は未だ不明とされていることが多いです。

  • 本疾患がA型β溶血性連鎖球菌(group A streptococcus: GAS)感染症に続発すること
  • IgAを含んだ免疫複合体と補体が糸球体血管壁に沈着していること
  • 皮膚毛細血管において好中球の湿潤が見られること
  • 紫斑部位で好中球破砕性血管炎が見られること

つまり、GAS先行感染に対する免疫応答の異常が主原因であると考えられています。

 

先行感染体について

GAS

溶血性連鎖球菌はα溶血とβ溶血を示す2種類のグループが存在します。

 

また、β溶血性でヒトに病原性を示すのはA、B、C、G群です。そして、溶連菌感染症の9割以上がA群です。

 

主に喉から感染し、痛みを伴います。抗菌薬での治療が行われます。飛沫感染で感染を広げるので、咳やくしゃみに対するエチケットに注意が必要です。また、溶連菌に感染した食品が感染源になることもあります。

 

レジオネラ

本来は土壌などの自然環境中の細菌で、他の細胞に寄生して増殖する細菌です。冷却塔、給湯系、過流浴などの人口環境にアメーバを宿主として増殖しています。ヒトに吸引されて感染し、肺胞マクロファージで増殖します。

 

浴槽での感染対策は、浴槽水の洗浄度と温度管理が有効です。

  • 浴槽壁は洗浄し、清潔を保つこと(バイオフィルムの防止)
  • 増殖可能温度20〜45 OCで長時間放置しないこと(60 OC以上では殺菌されます)

 

EB(Epstein-Barr)ウイルス

ヘルペスウイルスの仲間で幼児期に感染します。感染は唾液を介して拡大します。

 

感染に気が付かないことが多いですが、人によっては発熱などの症状を伴います。症状が治まっても潜伏しており、機会があると活性化します。

 

薬剤

先行感染体を制御するためには抗菌薬治療を行いますが、次に示した薬剤を選択すると紫斑が出現することから、抗生物質の選択には注意が必要です。

  • ペニシリン
  • アンピシリン
  • エリスロマイシン

 

食物

食物アレルギーを契機にアレルギー性紫斑病を発症することがあります。以下に示したアレルゲンについて、接触から数週間後に紫斑が出現します。通常のアレルギー反応では短時間で嘔吐やじんましん、呼吸困難などが現われます。

  • 牛乳
  • 小麦粉
  • トマト
  • じゃがいも

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