血栓性血小板減少性紫斑病の検査

血栓性血小板減少性紫斑病の検査

血栓性血小板減少性紫斑病の検査について

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)と同様に血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)でも血小板が消費されるため、骨髄の巨核球は正常〜増加です。

 

ITPと比較しても急速に血小板減少、血管内溶血、発熱、精神神経症状、腎障害が起こります。治療法が確立するまでは死亡率が8割以上でした。

 

TTPは病歴と末梢血の検査でほぼ診断がつくので定期的な検査の実施を徹底し発症予防をしています。

 

検査について

検査は大きく分けて、ケームス試験と溶血性貧血の確認、血液像検査の3種類があります。

 

クームス試験

クームス試験とは赤血球の表面に免疫グロブリンが結合しているかどうかを調べる試験です。溶血が疑われる場合、最初に行う検査です。溶血とは赤血球が破壊することです。

 

TTPでは血管に血小板と抗体の複合体が沈着して血栓を作っています。赤血球は血管を通過するときに壊れてしまいます。壊れた赤血球からは、赤血球に含まれるヘモグロビンというタンパク質が流出します。血液中に出てきたヘモグロビンは他の臓器に障害を与えないようにハプトグロビンというタンパク質と結合します。よって、ハプトグロビンそのものは減少します。

 

LDHとは乳酸脱水素酵素のことです。赤血球以外の様々な細胞に含まれるタンパク質で細胞が壊れることの指標に用いられていますのでTTPでも上昇します。

 

溶血性貧血の所見を確認します

溶血性貧血とは赤血球が破壊されて、本来の寿命よりも短くなり、貧血と黄疸が現われる病気です。これは壊れた赤血球内のヘモグロビンが体内で大量に処理された結果、間接ビリルビンという黄色の色素が体内で増えるためです。

 

血液像検査

血液像検査は通常、白血球の種類や赤血球の形、血小板の形などを染色した血液標本を顕微鏡で調べる検査です。白血球を分類して5種類(好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球)の細胞のバランスが崩れていないかを調べるのが主体ですが、同時に赤血球や血小板についても数や形態に異常がないかを調べます。

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