特発性血小板減少性紫斑病の検査

特発性血小板減少性紫斑病の検査

特発性血小板減少性紫斑病の検査について

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は何らかの原因で血小板が減少し、血が止まらなくなる病気です。

 

検査はまず、末梢血液検査が行われます。場合によっては骨髄検査を行い、骨髄で血球がつくられているのかやその形に異常がないのかについて調べます。ITPでの血小板の数は10万個/ul以下で、基準範囲の14〜38万個/ulを大きく下回ります。血小板数が5万個/ul以下や出血傾向がある時には、重労働や激しいスポーツにより出血が悪化する恐れがあるので控えましょう。

 

末梢血液検査

採血をして血小板数(Platelet:PLT)に加えて赤血球数(RC)、白血球数(WC)、血色素測定(Hb)、ヘマトクリット値(Ht)を調べる検査です。血小板の異常には量と質的な異常があります。血小板数は減少または増加ともに疾患の要因となります。

 

血小板が減少している場合、骨髄検査で血小板のもとになる細胞である巨核球の数を検査します。巨核球の数が少なければ血小板の産生低下、多ければ末梢での血小板消費や破壊の亢進の可能性があります。

 

骨髄検査

血液疾患の判断、病気の状態、そして治療効果の判定を目的に行うものです。骨髄は血小板を作っている臓器で骨の中にあります。骨髄検査には骨髄中の血液を採って調べる骨髄穿刺(マルク)と実際に骨髄の組織をとって調べる骨髄生検があります。

 

マルクの方法はベットにうつ伏せになり、腰の骨と皮膚に痛み止めの麻酔薬を注射します。腰の骨に針を刺し、骨髄中の血液または組織を採取します。腰の骨から採取できない場合は胸骨で行います。マルクによって得られた骨髄液を用いて顕微鏡検査、染色体検査、遺伝子検査、細胞表面マーカー検査を行います。

 

ITPでは血小板の産生状態と形態異常について調べます。検査の必要性は主治医とよく相談する必要があります。

スポンサーリンク